自然・地形、歴史・伝統、地場産業、生活文化、
環境・景観、地域再生
谷中のまちづくりは行政主導で、物的施設をつくりだす開発・建設型のものではない。この地のまちづくりは、むしろこの場所に相応しくないものはつくらない、つくらせないということに主眼がおかれている。この地にある価値あるもの魅力的なものを発見し継承するべく、事づくりも含め付加価値づけによる修復保存型まちづくりの展開。
・台地の尾根部の窪地という地形を活用した江戸の防衛拠点・寺町として、伝統的な日本を感じるモノトーンの風景の都会の隠れ里
・まちづくりの戦略兵器、地域雑誌・谷根千の発行とWeb化
(地域価値の発掘、情報発信、世間の共感の獲得、場所に愛着と誇りを持つ、暮らしの作法の確立)
・助成措置を受けた地域再発見のための共同調査の実施
・地域アドバイザー・谷中学校の組織と実施部隊NPOたいとう歴史都市研究会への分化
・自然地形を活かしたハード面のまちづくりと、強固なコミュニティ基盤の形成
コミュニティセンターの建設、まちづくり協議会の成立、建築協定の締結
・物づくりから事づくりへ 芸工展
江戸から続く寺町、下町としての独特の場所のもつ価値を、地域雑誌を活用し人々に訴え、その共感を得て暮らしの作法を身につけることで、修復保存型のまちづくりを展開
1.まちづくりの沿革 江戸の防衛拠点、寺町から下町、都会の隠れ里へ
2.場所の固有性 寺町、台地の中の谷地、山の手の中の下町、江戸と明治・大正そして昭和のあるまち
3.まちづくりの契機 谷中が谷中でなくなる
4.プライド・オブ・プレイス この地に誇りを持てるまちづくり
5.一周遅れのトップランナー のんびり穏やかに、そして楽しく暮らす、プチ観光地化